ハーレーのイグニッションコイルとは？交換のタイミング

ハーレーを代表にオートバイに搭載されている、イグニッションコイルは、エンジンの始動時に使われるパーツです。
エンジンを点火する時に、スパークプラグに火花を散らすための装置です。エンジン始動時にはとても電力を食い、プラグコードに約3万ボルトもの高い電圧が加えられます。

イグニッションコイルというパーツは、掌に乗るほどの小さなパーツです。外見は樹脂パーツのようですが、それは、絶縁されているためで、その中には、高電圧を発生させるためのコイルと呼ばれる巻線でできています。
その線の材料は、鉄心と銅線です。

イグニッションコイルは、経年劣化を引き起こす消耗品です。そのため、長い間メンテナンスをしないと、サビなどが発生し正常に動かなくなることがあります。イグニッションコイルにトラブルが発生すると、エンジンを始動できなかったり、アイドリング時や走行時にエンストする危険性があります。

イグニッションコイルを点検する際には、イグニッションコイルとプラグを繋いでいる配線を外します。次に、イグニッションコイルの接続部分を緩めて取り外します。イグニッションコイルを取り外したら、錆がついていないか確認します。この時に、錆があったら、ブラシなどで磨いてメンテナンスしましょう。その際には、プラグコードなどの配線類についてもチェックしておきましょう。プラグコードにひび割れなどがあると、漏電し場合によっては感電してしまうこともあります。

メンテナンスをしても、劣化がぬぐいきれないときは、いよいよ交換です。イグニッションコイルは、バイクパーツショップにて数千円で購入可能です。適切な交換時期を把握するためにも、3カ月に1度程度のメンテナンスが必要です。