ナットやボルトはインチサイズ

ハーレーは、米国生まれのオートバイです。実は日本とアメリカでは、パーツのサイズに関して規格が異なるのです。
日本では一般的に、ミリが標準ですが、米国ではインチが標準となっています。そのため、米国生まれのオートバイであるハーレーはインチ規格のネジやボルト・ナットで組み立てられています。

当然のことですが、ハーレーの整備をする時には、インチサイズの工具が必要不可欠となります。まだ、インチ規格の工具を持っていない人にお勧めしたいのが、デイトナが販売しているインチ工具セット（43ピース）です。43種類ものインチ用具が揃えられているため、これさえあればハーレーのメンテナンスをするのにも不足はありません。このセットに含まれている工具として、「トルクス」に対応した工具があります。トルクスネジとは、いわゆる星型のネジで、セキュリティーネジとも言われていて、専用工具がないと取り外しできないもので、盗難防止に役立ちます。

デイトナのインチ工具セットの中には、このトルクスネジに対応した工具がT10〜T50までの9種類をカバーしています。また、オートバイの構造上隙間が狭いところや他のパーツと干渉してしまうようなボルトやネジを緩めたり締めたりするシチュエーションがありますが、デイトナのキットの場合は、ソケットを延長するためのエクステンションが用意されています。これは、角度を自由自在に変更できるユニバーサルジョイントです。

デイトナのインチ工具には、スライディング作業を効率アップさせるための、スライディングハンドルが用意されています。このハンドルは、持ち手の力点を変化させることで、強く締められたボルトも素早く緩めることが可能です。利便性がよく作業性もアップします。