新モデルよりも旧車のハーレーがカスタムで好まれる理由とは

ハーレー

ハーレーは長い歴史を持つ大型バイクであり、市場に流通している車両は新モデルだけではなく、生産中止になった旧車も少なくありません。ハーレー乗りの中でもカスタムにこだわる人は旧車の方を好む傾向がありますが、これはカスタムに対する意気込みや旧車が持つノスタルジックな魅力が関係しています。ひと口にハーレーと言っても年式によってそのデザインは少しずつ異なります。
新モデルになるほどその傾向は顕著であり、時代の流れと共に旧来のイメージとは全く異なるデザインのモデルが作られることも珍しくありません。その一方でハーレーは武骨で力強さを感じさせるフォルムというイメージにこだわる愛好家も多く、そのような人が旧車のカスタムにこだわるようになります。

また、カスタムパーツはその多くが旧車に使うことを前提とした作りです。愛好家が多いことはもちろん、単純に旧車の現存数が多いことも大きな理由です。高額なバイクとしても知られているハーレーですが、旧車なら中古で比較的安価で購入できます。財布に優しいことも旧車が好まれる理由と言えます。
旧車の美しさを保ちながら自分だけの個性を演出することがカスタムの満足感を満たすので、こだわりを持つ人ほどのめり込むと言っても過言ではありません。新モデルにも良さはありますが、古さを下地とした特有の魅力については旧車に軍配が上がるのは否定できない事実です。

旧車のハーレーは新モデルと比べると野暮ったく、武骨なイメージがあります。しかし見方を変えれば時代の流れに影響されない、特有の美しさを保っているとも言えます。
旧車の愛好家はノスタルジックかつ不変な魅力を見い出し、その魅力と自身の個性を掛け合わせるためにカスタムを施しています。